国家破綻に備える

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私は、基本的に未来のことを予測するのは無理だし、時間の無駄だと思っています。
しかし、それに対する備えを考えるのは可能だし、有益だと思います。

世の中には根強い日本の国家破綻論があります。
日本の借金はすでに1000兆を超え、さらに増え続けています。
少子高齢化で、年金や医療費などの社会保障費は今後も増え、慢性的な財政赤字の解消は非常に難しいと思われます。
どこかで限界が来て、アルゼンチンやギリシャのように財政破綻するという意見が数多くあります。

一方では、日本がギリシャのように破綻することはありえない、という意見もあります。
最大の理由は、対外債務が無いことです。日本の借金は日本人からのものなので、ヘリコプターマネーなどの手法でインフレを起こし、円の価値を下落させて実質的な資産課税をすれば、破綻しないという理屈です。
安倍政権の政策はまさにこれにのっとっています。

さて、日本は財政破綻するのでしょうか、しないのでしょうか?
冒頭に述べたとおり、私はこれについて悩んでも仕方がないと考えます。
しかし、備えをする必要はあります。
財政破綻しない、というケースは、現状が続くということなので、あまり考えなくても良いと思います。
問題は、財政破綻するケースです。

国家破綻・財政破綻が起きたら、いったいどうなるのでしょうか?
この本などではかなり具体的に述べています。

著者は、「本格的な危機」が到来した時に、次のような現象が起こると説明しています。

○多くの金融機関が国債を投げ売りする
○為替は円安方向に圧力がかかる
○資本が海外に逃避する
○一部の銀行では取り付け騒ぎが起こる
○家計が金融資産を投げ売りする
○深刻な金融危機が発生する
○政府の資金繰りに対する懸念が生じる
○物価高騰などで経済全体が混乱

私の好きな作家の一人は、橘玲さんです。この方は、難しいことを非常に分かりやすく、面白く説明するのが大変上手だと思います。橘さんは「臆病者のための億万長者入門」の中でこのように説明されています。

○第1ステージ 国債価格が下落して金利が上昇する
○第2ステージ 円安とインフレが進行し、国家債務の膨張が止まらなくなる
○最終ステージ(国家破産) 政府が国債のデフォルトを宣言する

両方の本で共通しているのが、

○国債の下落
○円安
○インフレ

が起こる、ということです。これは実際に破綻した国々で起きた現象なので、確率は高いでしょう。
では対策としては何が考えられるか?

まず第一に、「外貨を持つ」ということです。
国家破綻とは日本の国力が大幅に弱まる、ということですから、当然円の価値が下落します。
外貨を持つことで、このリスクをヘッジできます。

橘さんはもし1億円持っていたら、「半分を円、半分をドル(およびユーロ)」にしなさい、と述べています。
私もこの考えで、資産の半分をドル建にしています。
その中の70%はVTで、VTの約30%は欧州株なので、ユーロも全資産の10%は保有していることになります。
また先進国と新興国の債券ETFも保有しているので、資産構成で言えば

円資産 50%
ドル資産 35%
ドル以外 15%

ぐらいになると思います。
国債の暴落対策としては、前に書いたように円資産のほとんどを個人向け国債にすることで対応しています。
個人向け国債は、国債と言っても元本保証ですから、国債が暴落しても下落するわけではありません。

国債が暴落したら金利が暴騰しますから、変動10年債なら金利が上昇するはずです。
橘さんの言う最終ステージ、国債のデフォルトが起きたら、さすがに個人向け国債もどうなるか分かりませんが、そこに至る前に売却することは可能だと考えています。

まとめると、私の日本の国家破綻への対策は

○資産の半分を外貨にする
○円資産の大部分を個人向け国債(変動10年債)にする

ということになります。
この他に預金封鎖が起きたときのために、現物資産についても考えていることはあるのですが、それはまたの機会にお話ししたいと思います。

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