アーリーリタイア(セミリタイア)についての考察

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アーリーリタイアをしたいと考えている人は大勢いらっしゃると思います。
私もその一人です。
その時、まず心配になるのはやはりお金のことではないでしょうか。
今回は、アーリーリタイアを資金面から考えてみたいと思います。

50歳でアーリーリタイアすることを目標にします。
その時点の状況を、次のように仮定します。

○貯金4000万円、退職金 1000万円 合計5000万円の資金
○持ち家、ローン無し
○65歳から年金200万/年を受け取る

50歳時点で住宅ローン無しの持ち家、かつ貯金4000万というのは非常にハードルが高いです。
それを達成するには、不動産投資がかなり強力なツールになると思います。
場合によっては、自己資金数百万でも億単位の投資をすることが可能です。

私も不動産投資によって現在の資産を作りました。
詳しくは、私の不動産投資履歴を見ていただけたらと思います。

不動産投資編1
不動産投資編2
不動産投資編3
不動産投資編4
不動産投資編5
不動産投資編6
不動産投資編7
不動産投資編8
不動産投資編9
不動産投資編10
不動産投資編11
不動産投資編12
不動産投資編 最終章

不動産は資産を急速に膨張させるのには優れたツールですが、私はアーリーリタイアした後で、不動産の賃貸収入をあてにするのは危険だと考えています。
私の「不動産投資編」でも言及していますが、分散できないこと、売却しづらいことが大きな理由です。
不動産固有のリスクもあります。

さて、首尾よく最初の条件を満たしてアーリーリタイアするとします。
生活費は年間350万と想定します。
収入が全くない場合は、以下のようになります。

収入 生活費 資金
当初 5,000
50歳 350 4,650
51歳 350 4,300
52歳 350 3,950
53歳 350 3,600
54歳 350 3,250
55歳 350 2,900
56歳 350 2,550
57歳 350 2,200
58歳 350 1,850
59歳 350 1,500
60歳 350 1,150
61歳 350 800
62歳 350 450
63歳 350 100
64歳 350 -250
65歳 200 350 -400
66歳 200 350 -550
67歳 200 350 -700
68歳 200 350 -850
69歳 200 350 -1,000
70歳 200 350 -1,150
71歳 200 350 -1,300
72歳 200 350 -1,450
73歳 200 350 -1,600
74歳 200 350 -1,750
75歳 200 350 -1,900
76歳 200 350 -2,050
77歳 200 350 -2,200
78歳 200 350 -2,350
79歳 200 350 -2,500
80歳 200 350 -2,650

64歳の時点で資金が枯渇し、年金が出るようになっても生活費全てを賄うことは出来ません。

それでは、利回り3%の投資をするとします。
以下のようになります。

収入 収入(投資) 生活費 資金
当初 5,000
50歳 150 350 4,800
51歳 144 350 4,594
52歳 138 350 4,382
53歳 131 350 4,163
54歳 125 350 3,938
55歳 118 350 3,706
56歳 111 350 3,468
57歳 104 350 3,222
58歳 97 350 2,968
59歳 89 350 2,707
60歳 81 350 2,438
61歳 73 350 2,162
62歳 65 350 1,876
63歳 56 350 1,583
64歳 47 350 1,280
65歳 200 38 350 1,169
66歳 200 35 350 1,054
67歳 200 32 350 935
68歳 200 28 350 813
69歳 200 24 350 688
70歳 200 21 350 558
71歳 200 17 350 425
72歳 200 13 350 288
73歳 200 9 350 147
74歳 200 4 350 1
75歳 200 0 350 -149
76歳 200 -4 350 -304
77歳 200 -9 350 -463
78歳 200 -14 350 -627
79歳 200 -19 350 -795
80歳 200 -24 350 -969

かなり延命しますが、やはり75歳で資金が無くなります。
実際はもっと生活費を減らすことは可能だとは思いますが、突然の出費もあるでしょうから、ここでは生活費をあくまで一定としてシミュレーションしています。

さて、さらに年金が出るまで年間100万円程度の仕事をしたとします。
結果はこうです。

収入 収入(投資) 生活費 資金
当初 5,000
50歳 100 150 350 4,900
51歳 100 147 350 4,797
52歳 100 144 350 4,691
53歳 100 141 350 4,582
54歳 100 137 350 4,469
55歳 100 134 350 4,353
56歳 100 131 350 4,234
57歳 100 127 350 4,111
58歳 100 123 350 3,984
59歳 100 120 350 3,854
60歳 100 116 350 3,719
61歳 100 112 350 3,581
62歳 100 107 350 3,438
63歳 100 103 350 3,291
64歳 100 99 350 3,140
65歳 200 94 350 3,084
66歳 200 93 350 3,027
67歳 200 91 350 2,968
68歳 200 89 350 2,907
69歳 200 87 350 2,844
70歳 200 85 350 2,779
71歳 200 83 350 2,713
72歳 200 81 350 2,644
73歳 200 79 350 2,573
74歳 200 77 350 2,500
75歳 200 75 350 2,425
76歳 200 73 350 2,348
77歳 200 70 350 2,269
78歳 200 68 350 2,187
79歳 200 66 350 2,102
80歳 200 63 350 2,015

これでようやく資金面の問題をクリアできました。
80歳時点でも2000万ありますので、十分余裕があります。

年間100万円というのは、人手不足の現在では達成可能だと思います。
現在の東京の最低賃金は932円ですから、時給1000円ぐらいが相場でしょう。
月80時間と少し働けば、年間100万です。
一日6時間として、月14日。月の半分働けば達成です。
ご夫婦なら、一人当たりの仕事時間はもっと少なくてすみます。

仕事をしているので、アーリーリタイアというよりはセミリタイアということになるかもしれませんが、アルバイトなら辞めることも長期で休むことも可能でしょうから、ストレスはフルタイムと比べてかなり減ると思います。

しかし、このプランには一つ落とし穴があります。
それは、収入の大きな部分が投資収入だということです。
利回り3%を想定すると、どうしても資産の大きな割合をリスク資産に充てなければなりません。
これ以上の資産の増大が見込めない状況で、暴落が起きたときに堪えることが出来るか。
耐えかねて売却してしまったら、資産が減少するうえに投資収入も無くなります。

「保有し続けるということ」にも書きましたが、私が今チャレンジしているのが、まさにこれです。
投資は、頭で考えるのと実際にやるのとでは全然違います。大きく感情が揺さぶられます。
しかし、投資を避けるとどうしても資金面ではかなり苦しくなってしまいます。
かなりの精神的修業が必要です。

もし精神的に落ち着いて、投資と感情を切り離すことが出来るようになれば、シミュレーションのように5000万の資金でセミリタイアは十分可能です。
もう少し仕事をすれば、高級車を買ったり、毎年海外旅行に行くことだって出来ます。

しかし私は、アーリーリタイア・セミリタイアにはもう一つ想定しておかなければならない大きな問題があると考えています。
私が未だリタイアに踏み切っていないのも、この問題が理由です。
そのことについては、またの機会にお話ししたいと思います。

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