アーリーリタイア(セミリタイア)についての考察2

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前回、資金面からアーリーリタイア・セミリタイアできる可能性を考えてみました。
5000万円と少しの労働で、達成可能という結論です。
私は資金面で言えば条件はクリアしていますが、まだリタイアしていません。
それは資金面以外での問題をクリアしていないからです。

”リタイアする”ということは、簡単に言えば”仕事をしない”、ということになると思います。
リタイア後は、時間が膨大にあります。少し仕事をしたとしても、月の半分以上は何の予定もない日があります。
さあ、何をすればよいのでしょう?

ここに、アーリーリタイアについてのこんな素晴らしい本があります。

帯に、「世の中でもっとも危険な本」とありますが、確かに読んでいると一刻も早くリタイアしたくなってきます。
著者は十分な資産もないままアーリーリタイアし、本の執筆やセミナーを通じてリタイアの素晴らしさを人に伝える活動をしています。
本の中には様々な人からの感謝の手紙が紹介されています。
皆さん、アーリーリタイアを心から楽しんでいます。

この本で、リタイアしたらやりたいことをリストアップしなさい、と勧められています。
私もやってみました。
ところが、これが非常に難しいのです。読書、映画鑑賞、旅行などは仕事していても出来ます。
膨大な時間を使ってやりたいことがなかなか思いつかないのです。
これはショックでした。お金があれば幸せなリタイア生活が送れると思っていたら、実は自分のやりたいことが無いのですから。

お金は、人生の幸福度に関してほんの一部にすぎません。
例えば、こんなグラフもあります。

所得の上昇が幸福度の上昇と比例しない、というグラフです。

またノーベル賞受賞者のダニエル・カーネマンは、著書の「ファスト&スロー」の中で、物価の高い地域でも所得75000ドルを超えたら幸福度はそれ以上上昇しない、と述べています。
お金が十分にあって、仕事をする必要が無くても、それだけでは幸せにはなれないのです。

リタイアしたらやりたいことと言えば、恐らく多く回答が出てくるのは長期の海外旅行だと思います。
旅行は確かに楽しいのですが、幸福度は行く前からだんだんと上昇し、旅行初期にピークになり、帰国が近づくにつれて下がっていき、帰国したら逆にマイナスになります。
皆さんも覚えがあると思いますが、旅行から帰ってきたら、また行きたくなって逆に飢餓感が募るのです。

リタイアしても、無限に旅行できるわけではありません。資金面でも、体力面でも。
買い物も、同じ幸福度の推移をたどります。買うまでが楽しく、買った後はゼロに戻るか、下手したら後悔してマイナスになります。
やりたいことリストのように、欲しいものリストも作ってみたら面白いです。
意外と、欲しいものってそんなに沢山ありません。

では、幸福度は何によって上昇するのでしょうか?
健康・人間関係・やりがい、といったファクターが大きく影響します。
健康はさておき、リタイアするとやりがいや人間関係が減ってしまう危険があります。
現在の仕事がきつくても、それなりの達成感や刺激もあるものですし、仕事を通じて様々な人間関係もあります。

私がアーリーリタイアに踏み切らないのは、リタイア後に自分の幸福度を上げる自信がないからです。
暇すぎて逆にストレスや、社会に参加していない虚しさを感じそうな気がします。

私がブログを始めたのは、長期投資を続けるためのモチベーション作りが理由ですが、リタイア後のやりがいのため、という側面もあります。読書が好きなので、ブログを書いて文章力を高め、将来は本を書きたいな、などと考えています。
他にも、いろいろ自分のやりたいことを考えているところです。
やりたいことリストが充実して、リタイア後の幸福度に自信が持てたら、その時はリタイアしたいと思っています。

逆に、もし簡単に思いつく方がいらっしゃれば、迷わずアーリーリタイアに向けて突き進んだ方が良いと思います。
やりたいことがある、というのはすごく幸せなことですから。

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