ディフェンス力を高める

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資産形成していく上で最も大切なことは何か、私はそれはディフェンス力だと思っています。
ディフェンス力とは、支出を収入以下にコントロールする力のことです。
反対に、オフェンス力は稼ぐ力です。

橘玲さんは、「臆病者のための億万長者入門」の中で、お金持ちになる方法は3つしかないと言っています。
①収入を増やす
②支出を減らす
③資産を上手に運用する

これを踏まえて「お金持ちの方程式」を次のように定義しています。

総資産=収入-支出+(資産×運用利回り)

①の収入を増やすのはなかなか難しいです。③の運用は、資産が多くないうちは効果が薄いです。
それに比べ、②の「支出を減らす」ことは誰でも、どんな年齢からでも可能です。

Aさん 収入800万-支出700万=100万も、
Bさん 収入400万-支出300万=100万も、資産形成の面では同じです。

サッカーでも野球でも、攻撃より守備の強いチームの方が成績が安定します。
ディフェンスを鍛えるのに手っ取り早い方法は、天引きしてしまうことです。
給料が入ると同時に天引きしてしまえば、残りの収入でやりくりせざるを得なくなります。

学者でありながら一代で莫大な資産を築いだ本多静六さんも、著書「私の財産告白」の中で天引き貯金の大切さを説いています。

『あらゆる通常収入は、それが入ったとき、天引き四分の一を貯金してしまう。さらに臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む』

『通常収入増加の基に繰り込む』とは、運用資金にするということですね。

本多さんの方式だと収入の25%を貯金することになりますから、なかなかハードルが高いと思いますが、5%でも10%でも天引き貯金をすることが大切だと思います。
ツールとして最強なのは、以前にもブログで推奨しましたが、iDeCoだと思います。
天引き・引き出せない・所得税控除、と素晴らしい条件です。

またディフェンス力が高まり、収入より大幅に少ない支出で平気になってくると、いざ収入が減った時にも耐えることが出来ます。
上の例のAさんBさんで言えば、Aさんは支出を500万に減らすととても苦痛だと思いますが、Bさんは250万の支出でもやりくりできると思います。
必要生活費が少ないと、アーリーリタイアできる可能性も高くなります。

しかし、私も経験がありますが、ディフェンスを意識しすぎると楽しむためにお金を使うことを躊躇してしまいます。
人生いつ何があるか分からないですから、資産形成しつつも旅行や交友などにお金を使って楽しむこともとても大切だと思います。
この辺は、バランスを考えていかなければなりませんね。

それはさておき、やはり強いディフェンス力は資産形成の要です。
ご存知の方も多いと思いますが、伊丹十三監督の「マルサの女」の中で、山崎努扮する大金持ちの権藤が、金持ちになる秘訣についてこう語ります。


マルサの統括官「社長、僕32万の月給取りだけどね、1つだけあんたに聞きたいことがある。どうしたらあんたみたいに金作れるのか。これ是非聞かせてほしいな。」

権藤「金貯めようと思ったらね、使わないことだよ。

あんたは葬式があれば1万、結婚式があれば2万と出すだろ?
そんなもん出していたら金は残らない。
100万あったって、使えば残らない。
10万しかなくても、使わなきゃなくならない。

あんた、今ポタポタ落ちてくる水の下にコップ置いて、水、貯めてるとするわね。
あんた、喉が渇いたからってまだ半分しかたまってないのに飲んじゃうだろ?
これ最低だね。
なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃダメだよ。
いっぱいになって、溢れて、たれてくるやつ…これを舐めて我慢するの。」


これは資産形成の本質を突いている、名シーンです。
「マルサの女」は、とても面白い映画なので、まだ未見の方は是非見てみて下さい。
ちなみに続編も面白いですよ。




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