【おすすめの投資本】となりの億万長者 〜ディフェンス力を高めるために

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先週のブログでお金のディフェンス力についてお話ししましたが、今回ご紹介するのは私がディフェンス力を意識するきっかけになったこの本です。

【本の概要】
大学教授だった著者のトマス・スタンリーが、億万長者について研究した本です。
億万長者と思われる3000世帯にアンケートを送付し、回答のあった1115通をベースにしています。
1115通のうち、本当の億万長者は385通だったそうです。
実際の億万長者からこの数の回答を貰うのは非常に難しいことだと思うので、画期的な本だと思います。

アマゾンの紹介文から


億万長者とは、実際どんな人々なのか?─アメリカ富裕層研究の第一人者であるスタンリー博士とダンコ博士は、
1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査。
結果は驚くべきことに、彼らのほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人々」だったのだ!
では億万長者でない普通の人々や、所得は多くても資産の少ない人々と、彼らはいったいどこが違うのか?
本書は、そうした本物の億万長者の日常の暮らしぶりから学ぶべき「7つの法則」を導き出し、成功と幸福を手に入れたい読者に伝授する。
多くの読者を得た実績あるロングセラーが、コンパクトな〔新版〕として登場!


初版は1997年なので20年前です。結構古い本ですが、不変の本質が記されています。
私はこの本が出たばかりの頃、本屋さんで何の気なしに購入したのですが、読んだ時の衝撃は今でも覚えています。

私はその頃から、将来は経済的自由を達成したいと考えていました。
しかしお金持ちというのは、医者・スポーツ選手・会社の社長・莫大な財産を相続した人、のような人たちだと思っていました。
しかしこの本は、実際の億万長者はそうではない、ということをアンケートの回答やインタビューを通して説明していきます。

億万長者の7つの法則とは、次のようなものです。

1 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。
2 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。
3 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。
4 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。
5 彼らの子供たちは、経済的に自立している。
6 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
7 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。

このなかで、1の「低い支出」に関するアンケート結果がとても面白いです。
億万長者がスーツ・靴・腕時計に使った金額を聞いています。

<スーツ> 半数が399ドル以下 75%が599ドル以下
<靴>   半数が140ドル以下 75%が199ドル以下
<腕時計> 半数が235ドル以下 75%が1125ドル以下

20年前なので物価の違いはあるとは思いますが、それにしても安いですね。時計なんて3万円以下、ということですから。

車だとこうなります。

<現在乗っている車> 半数が24800ドル以下 70%が29200ドル以下
<今まででいちばん高かった車> 半数が29000ドル以下 70%が35500ドル以下

1ドル110円として、億万長者の半数は270万円ぐらいの車に乗っているということです。
日本だとプリウスぐらいの価格ですね。
車に関してはわざわざ1章を割いて、いろいろな角度から考察していて面白いです。

この本の白眉は、「期待資産額」の定義です。
ただ単に資産が多ければ金持ち、とはみなしません。

【期待資産額】=年間所得(税引き前)×年齢÷10-遺産相続額

例えばAさんという人がいるとします。 条件は、30歳で年収400万円、相続財産は無し。

【Aさんの期待資産額】400×30÷10=1200万円 ということになります。

さらにこの期待資産額をベースに、蓄財優等生と蓄財劣等生を定義します。

【蓄財優等生】 期待資産額の2倍以上の資産を持っている人
【蓄財劣等生】 期待資産額の半分以下の資産しか持っていない人

先ほどのAさんの例でいえば、
2400万円以上持っていれば蓄財優等生、600万円以下なら蓄財劣等生です。
これは非常に厳しい基準ですね。30歳で600万持っていれば、かなり良いほうだと思うのですが…

しかしこの方程式は非常に優れていると思います。なぜなら、高収入の割に資産が低い人が劣等生になるからです。

Bさんというお医者さんがいるとします。条件は40歳で年収3000万、資産は6000万です。

【Bさんの期待資産額】 3000×40÷10=1億2000万
になるので、資産6000万のBさんは蓄財劣等生です。

40歳で6000万は平均貯蓄額をはるかに上回っていますが、収入とのバランスを考えると少なすぎるのです。
もしBさんの収入が、何らかの要因で激減したら、6000万の資産はあっという間に無くなってしまう可能性が高いです。

この本を読んでから、私は高級車に乗ったり、豪邸に住んでいる人を見て、羨ましいと思うことがほとんど無くなりました。
もちろんその中には本当の億万長者もいるのでしょうが、蓄財劣等生も多くいるはずです。
人のことを気にしてもしょうがない、と思えるようになりました。

私は初心を忘れないために、時々この本を読み返すようにしています。
誰もが億万長者になれる可能性がある、と信じることの出来る本です。

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