高配当ETFの検討 ~RWX(SPDRダウインターリアルエステートETF)

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前回は米国不動産ETFであるIYRについてお話ししましたが、今回は米国以外の国の不動産ETF【RWX】を検討してみたいと思います。

RWX(SPDRダウインターリアルエステートETF)

○ベンチマークとの比較

米国以外の国の不動産に投資するETFです。Dow Jones Global ex-US Select Real Estate Securities Indexがベンチマークです。
ベンチマークとの比較です。(赤がベンチマーク)


(google finance から引用)

結構アンダーパフォームしていますね。ちょっと気になるレベルです。

○配分

国別の配分です。

(上位10国)
日本 26.79%
オーストラリア 14.61%
イギリス 11.87%
フランス 10.52%
香港 8.19%
シンガポール 7.31%
カナダ 3.28%
南アフリカ 2.36%
スイス 2.30%
スペイン 2.07%

その他 10.07%

日本が約4分の1を占めていますね。
日本のリートを保有していたら、このETFは買わない方が良いかもしれません。
でもかなり分散が効いていますね。

○運用コスト

経費率0.59%です。アメリカを除く全世界の不動産に投資できるので、許容範囲のコストではないでしょうか。

○規模

4000億円以上で問題なしです。

○配当利回り・安定度

過去5年間の分配金です。
2013年 1.87ドル
2014年 1.42ドル
2015年 1.15ドル
2016年 3.15ドル
2017年 0.58ドル

現在の株価は38.82ドルです。
分配金が前年度並みに出たら、利回りは8.1%とかなりの高配当です。
しかし2015年レベルだと約3%です。
3・6・9・12月の年4回配当で、12月に最大の配当をする傾向があります。
ですので12月の配当を貰ってみないと年間リターンが分かりません。
安定感には欠けますね。

○全世界株との相関


(google finance から引用)

2015年7月~2016年初めにかけてのチャイナショックの時期での比較です。
赤い線がVTです。

2016年半ばまではVTとそっくりな動きをしていますが、そこからはかなりアンダーパフォームしていますね。
これは約27%のシェアを占める日本のドル建ての価値が、円安になったことで下落したことが影響しているのだと思います。
基本的に株価が下がったら下落しますし、全世界株のリスクヘッジにはならなさそうです。

○ボラティリティ

全世界株と同程度だと思います。

○総論

昨年度の水準ならリターン8%とかなりの高配当です。
しかしその前3年間は3~4%程度なので、そのぐらいで見ておいた方が無難かもしれません。
株と同じぐらいか、それ以上のリスクがあるのはマイナス材料です。

また組入比率トップの日本は、人口が減少していく国なので今後の不動産市場の伸びに不安があります。
しかし一方でオーストラリア・イギリス・フランスなどは人口が増加する見込みです。

正直このRWXはリターンが予測しづらいし、株の下落時にはより損失が拡大しそうなので、安定したキャッシュフローを得るための投資対象としては不安があります。
しかし分散という意味では価値があるのではないでしょうか。

前回のIYRとこのRWXを買えば、世界中の不動産に投資できます。
半分ずつ持てば、通貨から見てもかなり分散が効いた状態になると思います。

この10年間の歴史から見ると、株も不動産も米国1国に投資した方が好パフォーマンスになるのですが、今後のことは誰にも分かりません。

全世界株と同じく全世界不動産に投資できるこのETFは、その意味では魅力的だと思います。

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